佐賀大学医学部企画が文科省「高度医療人材養成拠点形成事業」に採択されました
【概要】
佐賀大学医学部企画「自律持続型高度学術研究・臨床教育拠点の構築─屋根瓦式研究教育の早期導入による循環型人材育成―」が、文部科学省「研究拠点形成費等補助金(高度医療人材養成拠点形成事業(高度な臨床・研究能力を有する医師養成促進支援))」に採択されました。
https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/iryou/1387768_00008.htm
〇活動の目的
佐賀大学は、高度な研究能力と診療能力、そして教育能力を兼ね備えた医療人材を養成するために、二つの柱からなる事業を行います。
【研究事業】では、世界最大規模の生体内分子の網羅的解析を行う「オミックス医療研究センター」を佐賀大学に設立し、世界トップ10%論文を量産できる研究拠点とします。
【教育事業】では、どんな患者さんにも適切な初期対応・長期管理ができる総合的な診療能力を養成するために、基本技を身につけ・使いこなす過程を段階的に辿れるよう、教育スタッフ(臨床技能訓練看護師、臨床教育専任医師ら)を充実させるとともに、地域の診療所、病院、基幹病院、特定機能病院といった病院群の密接な教育連携を構築します。
いずれの事業においても、上級生が下級生を指導する「屋根瓦式教育体制」を導入し、その中で医学生が学び、教えることを通してより深く学び、次世代教育者としての資質を養います。
〇期待される成果
6年間の支援事業期間を経て、佐賀大学医学部が高度な研究能力を有する臨床医、高度な診療能力を有する研究者を育成する拠点となるだけでなく、県の医療機関全体が医療者教育・臨床研究の共同体(Academic Society @Saga)を形成します。これは県内のどの医療機関でどのような診療に従事していても、教育や研究のキャリアを継続的に積んでいけるようになる、全国的なモデルを発信します。
【本件に関する問い合わせ先】
小田康友(事業推進責任者)
佐賀大学医学部副医学部長、地域医療科学教育研究センター長・教授
0952-34-2247、oday@cc.saga-u.ac.jp