高齢者の暮らしを見守り、家族と繋がるアプリ:「こよみるAI」有田町にて実証実験開始(敬老の日)
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佐賀大学と有田町の連携協定の取り組みの一環として、有田町内において高齢者見守りアプリケーションの実証実験を実施します。本実証実験は、佐賀大学発認定ベンチャーである、こよみる株式会社が自社製品「こよみるAI(エーアイ)」を活用し、コミナス訪問看護ステーションの協力のもと行います。
プロジェクトは 9月15日・敬老の日 を契機にスタートし、第1回目の実証実験は10月中に開始予定です。おおよそ1カ月間の試用期間を設けた後、アンケート調査などを通じて成果や課題を整理し、第2回目の実証実験へとつなげていきます。
実証実験の目的は、「高齢者が安心して暮らせる環境を整え、家族が離れていても見守り・コミュニケーションできる仕組みを検証する」ことです。具体的には、アプリの操作性や有効性の検証、および課題の把握を行い、今後のサービス改善と社会実装につなげていきます。
【関係者】
(代表)こよみる株式会社:アプリケーションおよび端末等の提供
コミナス訪問看護ステーション:アプリケーションの活用、ご高齢者訪問・指導
有田町:実証フィールドの提供
佐賀大学:収集データの分析および技術サポート
【サービスの名称】
こよみるAI ~暦で見守る~
【サービスの特徴】
こよみるAIは、「高齢者を緩やかに見守る」ことをコンセプトにした見守りWEBアプリケーションです。様々なノウハウを基に、高齢者にも馴染みやすい暦(カレンダー)とフォトフレームを基調にした画面で、カメラとAIを活用し、「置くだけ」で見守りを実現します。基本利用は無料。様々なタブレットやPCで動作し、すぐに使い始めることができます。また、動画像の送受信、服薬確認、ビデオ通話、緊急連絡、簡単なゲームなどの機能もあり、ご高齢者個々人に合わせて機能や画面をカスタマイズできることも大きな特徴です。
将来的には、遠隔医療、遠隔服薬指導への活用、高齢者への情報提供を行うプラットフォームとなることを目指します。
【こよみる株式会社】
2025年1月に設立し、同年4月には佐賀大学認定ベンチャーの称号を授与されました。代表・梶原が佐賀大学在学中に培った研究成果と開発技術に加え、ロボットやタブレットを用いた高齢者見守りの実績を持つ企業の人材やノウハウを活かし、高齢者見守りサービス「こよみるAI」の開発・提供を行っています。
【その他PRしたい特記事項】
こよみるAI Webページ:https://www.koyomiru-ai.com/
【本件に関する問い合わせ先】
こよみる株式会社・代表取締役 梶原薪 <skajihara@koyomiru-ai.com>
理工学部・教授 中山功一 < knakayama@is.saga-u.ac.jp >