—-国際セミナーの開催について—- ⽇本-ASEAN関係50年の成果と課題
アジア経済をけん引するのは中国だけではありません。アセアン(ASEAN)の動きが世界に注目されています。1967年に発足した当時は東南アジアの途上国の集まりと言われましたが,1984年にはブルネイ,その後90年台に社会主義国のベトナム,ラオス,軍事政権下のミャンマー,和平が成立したばかりのカンボジアを迎え入れ,10カ国の地域連合となり,人口は6億4000万,GDPは2兆6000億ドルと112倍に成長し,今は代表的な「共同体」になりました。
その間,日本とアセアンの関係も様々な出来事がありました。1960年にはアジアで日本企業や商品に対しての抗議行動が強まりましたが,そのような状況の中で1977年に当時の福田赳夫総理がフィリピンで発表した日本外交政策は画期的な出来事でした。そのメッセージは,日本は①軍事大国にはならない ②心と心のふれあう関係を築く ③対等な協力者ということでした。
今回のセミナーでは,アセアン政治関係に詳しい学者を招き,日本のアセアン外交の現状と課題について,活発な意見交換を行いたいと思います。多くの方のご参加を心よりお待ちしております。
記
日 時: 平成30年12月12日(水)17時00分~18時30分
場 所: 経済学部多目的演習室(経済学部1号館3階)
講 師: 須藤 季夫 氏
タイ タマサート大学 教授
講師紹介
・アメリカ・ミシガン大学政治学部博士後期課程 修了,博士(政治学)
主要業績
・The International Relations of Japan and South East Asia. London: Routledge,2002.
・『国家の対外行動』東大出版 2007
・Japan’s ASEAN Policy, Singapore:ISEAS, 2015.
受講料:無料
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主 催:佐賀大学アジア協創研究所
後 援:佐賀大学経済学部
【本件に関するお問い合わせ先】
経済学部総務係(TEL0952-28-8413)