理工学部講演会「知の創造シリーズ」第1回「深層学習はどこまで発展したか」を開催します(12月20日)
【概要】
令和元年12月20日(金)に,理工学部6号館にて,理工学部講演会「知の創造シリーズ」と題して,深層学習に関する講演会を開催します。対象は,教職員,学生,及び一般の方で,入場は無料です。
【本文】
このたび佐賀大学理工学部では,アカデミックな研究内容を広く紹介し共有することで,新たな知への創造につなげることを目的に「知の創造シリーズ」と題する講演会を立ち上げました。今回その第1回として,令和元年12月20日(金)16:30から理工学部6号館2階多目的セミナー室にて,理化学研究所数理創造プログラム上級研究員の瀧 雅人 氏を講師に迎え,「深層学習はどこまで発展したか」と題する講演会を開催します。瀧氏は国内の深層学習研究の第一人者の一人であり,深層学習の入門書も著しています。
近年,急速な発展を遂げてきたAI技術は,画像や音声認識を皮切りに,現在では言語読解や囲碁などの複雑なゲーム攻略などにも使われるようになってきました。この発展の背景にあるのが,脳の神経回路にヒントを得てデザインされたニューラルネットワークによる機械学習,すなわち深層学習(ディープラーニング)です。
本講演会では,そもそも深層学習とは何なのか,そして現在この深層学習の技術を用いて何が可能となっているのか,また,まだ未解明な点などについて,わかりやすくお話しいただきます。特に,深層学習を今後の実生活へ応用する上で必要な注意点として,一見,完成されたテクノロジーと思われがちな深層学習の意外な弱点についても詳しく紹介していただきます。さらに,現在理論的に未解決な興味深い問題についても議論します。講演終了後には質疑応答の時間を設け,講師と参加者同士の活発なやりとりを行う予定です。
今回の講演会は,現代社会のキーワードである深層学習について学ぶ非常に良い機会です。AIに興味を持たれている方々は是非ご参加下さい。
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【本件に関するお問い合わせ先】
佐賀大学理工学部物理学部門 橘 基
E-mail:motoi@cc.saga-u.ac.jp