熊本県芦北高校と佐賀大学の共同研究報告会を開催
令和元年度から実施している熊本県芦北町の芦北高校と佐賀大学との共同研究「ダム底泥によるイネ生育促進効果の検証」の研究成果報告会を開催します。
ダムの底に底泥が溜まり、ダムの水貯留機能、発電機能、および洪水対策機能を低下させる“堆砂問題”はインフラ管理上対処しなければならない問題ですが、日本中のダムでも15億m3もの底泥が溜まっており、必要処理費用は14兆円以上と膨大です。また、取り除いたダム底泥は産業廃棄物として処理されており、処理する場所にも困っているのが現状です。
ダムを持つ自治体である芦北町役場、芦北高校、有機農業研究を実施する農家と佐賀大学が共同して、ダムに堆積する底泥が産業廃棄物として処理される現状の打開策としての農業への有効活用法の検討を行なう高大連携の共同研究成果発表会です。
大学の研究室での化学実験や、熊本や佐賀の農場での栽培試験の研究成果を報告する計画ですが、一般の方の聴講の公開はしておりません。
【報告会スケジュール】
3月24日(水)オンラインにて(14:00~)
・芦北高校「栽培実験報告」
・佐賀大学「ダム、および河川底泥によるイネの生育促進効果」
【参加団体】
・芦北高校
・水俣・芦北地域振興財団
・まほらファーム
・佐賀大学
【本件に関するお問い合わせ先】
佐賀大学 総合分析実験センター
兒玉研究室 Tel: 0952-28-8552