佐賀県遺伝子検査ネットワークが発足 新型コロナウイルス変異株にも対応できる遺伝子検査体制を構築

 新型コロナウイルスの検査体制は、県内においてほぼ整備されたかと思いますが、今後は変異株の検査体制の整備が必要と考えられます。現在は県衛生薬業センターで変異株を含む新型コロナの同定検査が行われていますが、変異株の感染拡大や多様化する変異種に対して迅速に対応するためには、佐賀県全体で変異株に対応できる検査基盤の整備が必要です。

 また、COVID-19の場合、基幹施設において遺伝子検査を導入できるまで非常に長い期間を要しました。今後新たな感染症が発生したとき、病原微生物の遺伝子配列が判明してから2週間以内に県内で遺伝子検査を実施するためには、機器整備だけでなく遺伝子検査に対応できる人材育成も欠かすことができません。

 そのため佐賀県における遺伝子検査ネットワークをつくり、勉強会や研修会を通して情報共有や技術の習得を継続的に行うための「佐賀県遺伝子検査ネットワーク」が発足しました。4月23日にスタートアップミーティングを行い、新型コロナウイルス変異株検査の普及、遺伝子検査の精度向上への取り組み、今後の学習会の計画等について検討します。(別紙参照)

 

 

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【本件に関する問い合わせ先】

  佐賀大学医学部附属病院 検査部

  佐賀大学医学部 臨床検査医学講座

  教授 末岡榮三朗

  849-8501 佐賀市鍋島5-1-1

  TEL 0952-34-3243

  E-mail sueokaeizaburo (at) gmail.com

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