佐賀大学学生による佐賀文化の発信(9月1日、2日)

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 9月1日と2日に、繊維学会夏季セミナーが開催されます。このセミナーは、社団法人繊維学会の三大本部事業で、全国の大学・官庁・企業の研究者が参加し、基調講演を含む20件の招待講演が行われます。佐賀市で開催予定でしたが、コロナ禍のためオンライン開催です。

 オンライン開催ということから、一般の研究発表学会と差別化を図り特色を出すという趣旨で、オンライン佐賀探訪が企画されました。これは、9月1日、2日の両日とも昼食後の時間帯で行われます。佐賀地域では、弥生時代には吉野ヶ里遺跡で発掘された絹や麻素材の衣装、安土桃山時代に創始された布製品の鍋島更紗、江戸時代には日本最古の木綿絨毯である鍋島段通、大和に自生する梶の木を原料とする名尾和紙、絹と箔で織る繊細華麗な佐賀錦、というように古代から近世を経て現代に至るまで、繊維や染色に関係する文化が醸成されてきました。オンライン佐賀探訪は、これら日本の一繊維文化を提供する企画です。

 この企画ですが、佐賀大学の学生サークルと団体(FMmedia研究会、デジタル表現サークルboitoriN-project)に協力してもらい、夏季セミナーの実行委員2名とで準備がなされました。まずは現地での取材をもとに質問事項を検討し絵コンテを作成、後日、インタビューアー、カメラマン、照明係、実行委員の総勢8名で現地に赴き撮影をして撮り溜め、それを編集し動画が作製されました。セミナー当日は、現地に数名を配置し、動画をオンラインで上映し、本学の教員を含めた専門家により補足説明、また、質疑応答での専門家として回答してもらうことで、現場と参加者との双方向で議論をし理解を深めることが期待されています。

 本件を広報する意義は、佐賀大学の学生が課外活動で佐賀の文化を全国に紹介した、という佐賀大学の学生の活動を知らせることと考えています。

 

 

【本件に関する問い合わせ先】

学生指導・夏季セミナー実行委員:佐賀大学理工学部化学部門 成田貴行

☎︎: 0952-28-8805  Email address: naritat@cc.saga-u.ac.jp

実行委員長:佐賀大学理工学部化学部門 大石祐司

☎︎: 0952-28-8668  Email address: oishiy@cc.saga-u.ac.jp

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