令和3年度佐賀大学・小城市交流事業特別展  いのちを守る-疫病と小城-」開催について

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 現在世界中で新型コロナウイルスが流行し、多数の死者・感染者を出しています。人類の歴史は、疫病(感染症)とのたたかいの歴史でもあります。科学技術が飛躍的に進化した現代でもたたかいは続いていることを、われわれは「コロナ禍」のもとで実感しています。

 佐賀大学附属図書館所蔵の「小城藩日記」には、江戸時代における疱瘡(天然痘)やコレラなどの疫病の記録を多数見いだすことができます。特に疱瘡は江戸時代頻繁に流行し、多くの死者を出しました。当然ながら疫病は身分の上下を問わず襲いかかり、小城藩では藩主から領民まで、疫病の脅威とたたかっていました。

 明治維新以降も、さまざまな疫病が人びとを苦しめました。特に大正7~9年のスペイン・インフルエンザは、現代の新型コロナウイルスのように世界中で人びとの脅威となりました。佐賀県/小城でのスペイン・インフルエンザの猛威は、地元紙である佐賀新聞から知ることができます。

 今回の展示では、こうした江戸時代~大正時代にかけての小城における疫病と人びととのたたかいについて、さまざまな史料を用いて紹介します。

 

会期:11月6日(土)~12月19日(日)(月曜日・11月23日休館)

午前9時~午後5時

会場:小城市立歴史資料館 企画展示室(小城市小城町158-4 桜城館2階)

入場料:無料

 

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【本件に関する問い合わせ先】

  佐賀大学地域学歴史文化研究センター 教授 伊藤昭弘

  TEL・FAX:0952-28-8378

  E-mail:itouaki (at) cc.saga-u.ac.jp

 

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