「来てみんしゃい!佐賀大学へ」企画 ☆最先端研究設備を使って、身近な遺伝子の世界を体験しよう☆
この度、佐賀大学総合分析実験センターにて、高校生や高校教員を対象に、大学の研究設備に触れていただく研究体験教室を開催いたします。今、まさに最先端の研究 現場で使われている主要な研究設備を、高校生自身が操作して、大学で行われている 研究の一端を体験していただきます。
新型コロナウイルス報道では、PCRという言葉をたびたび耳にします。このPCRを用いた研究は、現在、生命科学研究を支える礎でもあります。そこで、佐賀大学の共用研究設備を利用して、これら最先端生命科学研究に触れてもらうことにしました。
今回、身近な植物(スーパーで売っている野菜等)を材料に、DNA抽出実験、蛍光光度計によるDNA濃度測定、電気泳動による抽出したDNAの分析、リアルタイムPCRによるPCR生成物の定量など、生命科学研究の現場で行われている一連の実験を体験して頂きます。また、近い将来、実験を行う者が人からロボットに変わることから、全自動分注ロボットによる実験作業にも触れてもらいます。
本実習は、日頃より最先端研究設備を駆使して、本学の教育・研究を支援している 技術職員等、および、自分自身のゲノム配列も解読した遺伝子研究者の教員が講師として指導いたします。
高校で学ぶ理科の先にあるサイエンスの世界を、未来の研究者である高校生に体験 していただきたいので、是非、ご参加ください。
対象 :高校生・高校教員
参加費 :無料
定員 :各回10名程度、合計20名程度
申込方法:7月4日(月)から、受付開始。下記Webサイトから申込(先着順)
※一回目または二回目を申し込んでください。
開催方法:感染症対策を徹底したうえで、対面実施
※新型コロナウイルス感染症の状況によっては、延期もしくはオンライン開催とする場合があります
主催 :佐賀大学
開催日 :7月16日、17日、いずれも14:00~17:00(一回目)
7月30日、31日、いずれも14:00~17:00(二回目)
開催場所:佐賀大学 鍋島キャンパス 医学部
講師 :総合分析実験センター 森 加奈恵
德山 由佳
永野 幸生
詳細 :佐賀大学総合分析実験センター
「来てみんしゃい!佐賀大学へ」ホームページ
https://www.iac.saga-u.ac.jp/welcomesaga.html
【用語解説】
◆全自動分注ロボット
液体を一定量ずつはかり取り、吐出することを分注といいます。通常、この作業を、100、200、300回…と手作業で行いますが、全自動分注ロボットでは、この操作をプログラムに従って自動で行うことができます。大変な繰り返し作業等が効率化され、研究者を助けてくれます。
◆リアルタイムPCR
遺伝子が増える様子を文字通り「リアルタイム」に確認する装置です。PCRとは「ポリメラーゼ連鎖反応(Polymerase Chain Reaction)」の略で、ウイルス等の遺伝子を増幅させて検出する技術です。生命科学研究においては非常にポピュラーな遺伝子解析方法のひとつです。
◆技術職員
技術職員は教員・URA・事務職員と共に、大学における世界最先端の教育・研究推進を支える大きな柱のひとつを担っております。佐賀大学においても、様々な学部・センターにおいて、技術職員がひとりひとりの「技術」によって教育・研究を支えています。本イベントを通じて、技術職員の幅広い分野での活躍を知ってもらう機会になればと思います。
※URA(University Research Administrator)
研究活動の企画・運営・成果の発信まで、多種多様な業務に携わり大学全体の最適化を担う職種
▼画像をクリックいただくとPDFでご覧いただけます。
【本件に関する問い合わせ先】
佐賀大学総合分析実験センター
技術員 森 加奈恵(もり かなえ)
TEL:0952-34-2404
E-mail:kiki-staff@ml.cc.saga-u.ac.jp