佐賀大学 芸術地域デザイン学部 有田セラミック分野は、令和3年度よりイスラエルのベツァルエル美術デザインアカデミーと教育研究交流を行なっています。
　令和3年度は、新型コロナウイルス禍でのオンライン交流を模索し、両大学の学生が同じ課題『おばあちゃんのカップ』に取り組みました。私たちの生活の最も身近にあるカップを取り上げ、それぞれの視点で一、二世代前の物語を写真と共に合同展示し、生活の道具が単に用途としての機能だけでなく、リアルな思い出や文化をつなぐ媒体としての機能を有していることを示しました。この取り組みは1月10日〜2月12日まで東京六本木のミッドタウン・デザインハブで開催された「ゼミ展2023」でも発表しました。
　令和4年度は、『STORY BOX』をテーマに、オンラインで顔を合わせ、両大学の学生がペア/グループをつくり『箱にまつわるストーリー』を話し合いました。回を重ねるごとに「箱」への個人的な思いや考えへの理解が深まり、ディスカッションから得られたキーワードをもとに、ベツァルエルと有田の学生がそれぞれ思う「箱」を創り出しました。住んでいる地域は違えども、同世代の共通した若い息吹のようなものが感じられます。
　ぜひご覧いただきますようご案内申し上げます。

展覧会名：『STORY BOX』
会期：令和5年4月4日（火）〜5月30日（火）9時〜17時
（土・日・祝祭日を除く平日のみ開催）
場所：佐賀大学 有田キャンパス エントランスギャラリー

【本件に関する問い合わせ先】
　有田キャンパス：0955-29-8888
　授業担当：三木悦子（mikietsu@cc.saga-u.ac.jp）・田中右紀