「肝炎マッピング」Ver.1.0の完成について

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「肝炎マッピング」Ver.1.0の完成について

 

 佐賀県の肝がん死亡率を減らすための対策としては、県民全員がまずは一度、肝炎ウイルスに感染していないかを血液検査で
調べる「肝炎ウイルス検査」を受け、もし感染が判明すれば出来るだけ速やかに精密検査さらに抗ウイルス治療を受けるために、
いかに簡単に自分に最適な情報が得られるかということである。

 

 

 誰でもそんなことを初めて聞いて、多少の関心はあっても、感染していても無症状であることがほとんどの肝炎では、なにか
と忙しい日常生活においては後回しになってきた背景がある。これまでもいろいろな対策が講じられて来たが、やはり「作業臭
さ」が伴うことが避けられず、より関心をもって情報を検索できる仕組みが待たれていた。パソコンやスマートフォンなどの情
報通信機器を用いた肝炎情報発信のツールの最初のバージョン「肝炎マッピング」が完成した。

 

 

 首都大学東京のシステムデザイン学部の渡邉英徳准教授と同大学院生のグループと佐賀大学肝疾患センターと同医学部学生が
中心となり、さらに賛同いただいた医療者、患者会と共同で開発した。パソコンやスマホの検索ソフトで「肝炎マッピング」と
検索すれば直ちにグーグルの地図ソフトが起動し、佐賀県がズームインされ、肝炎対策に関わる医療機関や肝炎に詳しい医療職
である肝炎コーディネーターの所在地やコメントが地図上に表示される。自分の住まいをさらにズームインして、近くの医療機
関を調べることができる。もちろん無料で、会員登録なども不要である。

 

 

 現在、スマホで使いやすいようにアプリ開発も行っている。

 

 

肝炎マッピング

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【本件に関するお問い合わせ先】

    佐賀大学医学部肝疾患医療支援学講座(肝疾患センター)

    教授 江口 有一郎

    電話 0952-34-3010 FAX 0952-34-2094 E-mail:eguchiyu@cc.saga-u.ac.jp

 

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