熊本県芦北高校生が佐賀大学において,化学実験実施
熊本県芦北町の芦北高校から(1年生8名,教員等3名)が,9月11日(水)に佐賀大学を訪問し,共同研究「ダム底泥によるイネ生育促進効果の検証」に関連して,「土壌試料の粒度分布の分析」というタイトルで化学実験を行ないます。
ダムの底に底泥が溜まり,ダムの水貯留機能,発電機能,および洪水対策機能を低下させる“堆砂問題”はインフラ管理上対処しなければならない問題ですが,日本中のダムでも15億m3もの底泥が溜まっており,必要処理費用は14兆円以上と膨大です。また,取り除いたダム底泥は産業廃棄物として処理されており,処理する場所にも困っているのが現状です。
ダムを持つ自治体である芦北町役場,芦北高校,有機農業研究を実施する農家と佐賀大学が共同して,ダムに堆積する底泥が産業廃棄物として処理される現状の打開策としての農業への有効活用法の検討を行なうのを期に実施する高大連携の化学実験体験授業です。
大学の研究施設の見学や化学実験体験を通じて,大学の研究・教育を肌で感じていただく計画です。
【訪問スケジュール】
5月11日(水)
10時ごろ 佐賀大学着
10:30 ~11:00 理工学部9号館6階 セミナー室2
大学紹介と共同研究概略の説明
11:00 ~12:00 さが藻類産業研究開発センター,および美術館の見学
12:00 ~13:00 昼食,休憩
13:00 ~14:00 理工学部9号館6階 セミナー室2
化学実験概要説明
14:00 ~16:00 理工学部8号館307号 化学実験室 化学実験実技
【本件に関するお問い合わせ先】
佐賀大学 総合分析実験センター
兒玉研究室 Tel: 0952-28-8552