水田での「泥の電池」による発電を実現
【研究者】
代表者:佐賀大学理工学部化学部門 教授 冨永昌人
*ニシム電子工業株式会社(代表取締役社長:小野丈夫,以下ニシム電子工業)との
共同研究
分担・協力者:成瀬 茂(大学院理工学研究科1年)
【研究成果の概要】
国立大学法人佐賀大学(研究者:教授 冨永昌人)とニシム電子工業は,共同で吉野ヶ里の水田に設置した「泥の電池」からの発電を実現しました。
「泥の電池」は微生物燃料電池で、水田の微生物の力を借りて発電するものです。これまでは実験室レベルの研究でしたが、大学院生や共同研究企業様と一緒に、実際の水田での実証試験から発電できることを確認しました。
なお、実証試験は継続中です。
水田に設置された「泥の電池」
【今後の展開】
スマート農業を視野に入れたフィールドセンサのための独立電源としてはたらくことを期待しています。
【特記事項】
本研究開発に至るまでには、干潟泥やインドネシア・火山性泥での発電を実証してきました。
【教員活動DBのリンク先】
冨永研究室HP: https://bioelectrochem.jp
佐賀大学DB:
http://research.dl.saga-u.ac.jp/profile/ja.60d314a5eae27b13.html
【本件に関する問い合わせ先】
佐賀大学理工学部 教授 冨永昌人
Tel:0952-28-8561
E-mail: masato@cc.saga-u.ac.jp