家庭科「生活の課題解決能力を育む指導と評価」を出版
岡 陽子(佐賀大学大学院学校教育学研究科 教授)が、家庭科「生活の課題解決能力を育む指導と評価-メタ認知を活性化する『資質・能力開発ポートフォリオ』の提案」
(東洋館出版社)を出版(2021年10月21日)しました。
◆本書の内容
少子高齢化やAI(人口知能)技術の進展、ネット社会の加速度的な変化の中で、人間の生活は大きく変化することが予測されます。しかし、今後の生活がどのように変化しようとも、それを主体的に受け止め、よりよく解決できる力が家庭科教育の目指す資質・能力であり、その力の獲得のための方略はどこにあるのか、これが本書を通して問い続けている課題です。
本書では、授業及び学習者の学びにおける効果検証を軸として、「問い」からスタートする学習者主体の問題解決的なカリキュラムと資質・能力で捉える「資質・能力開発ポートフォリオ」を提案しています。新しい学習指導要領(2017、2018)を踏まえ、これからの家庭科学習の方向性を示すものともいえます。
家庭科教育を探究したい大学生や学校現場の先生方、研究者にお読みいただきたい一冊です。
◆本書の目次
理論編 第1章 生活の課題解決能力を育む
第2章 新しい学習評価の考え方
第3章 家庭科における「資質・能力開発ポートフォリオ」の原理
実践編 第1章 家庭科の問題解決的な学習
-「主体的・対話的で深い学び」の実現-
第2章 「問い」をつかむ1時間目の授業
第3章 パフォーマンス評価と「資質・能力開発ポートフォリオを用いた授業の提案
【本件に関する問い合わせ先】
佐賀大学大学院 学校教育学研究科 教授 岡 陽子
TEL:0952-28-8346 Email : okayoko (at) cc.saga-u.ac.jp