掛下 哲郎 准教授が文部科学省Scheem-Dのウェブアクターに登録

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【概要】

 文部科学省Scheem-D:大学教育のデジタライゼーション・イニシアティブにおいて,佐賀大学理工学部情報部門の掛下 哲郎 准教授がウェブアクターに選定されました。アイデアのタイトルは「改良型ハイフレックス授業:対面・遠隔受講の選択の自由と担当教員のみでの運用の両立」です。同イベントのWebサイトにて,アイデアの概要を説明した動画が公開されています。

 

【本文】

 文部科学省Scheem-D(スキーム・ディー)は,大学(短期大学,高等専門学校を含む)の教育,特に授業に焦点をあて,デジタル技術を上手に活用した特色ある優れた教育取組のアイデアを,大学教員やデジタル技術者(スタートアップや大企業)が協働して,教育現場で実践,試行錯誤,普及・実装していく取組です。学修者本位の大学教育を実現するため,サイバーとフィジカルを効果的に組み合わせて授業の価値を最大化する,「大学教育のデジタライゼーション」を目指しています。

 2021年度のScheem-Dにおいて,理工学部情報部門の掛下 哲郎 准教授が以下のアイデアを提案し,ウェブアクターに選定されました。アイデアの概要を説明した動画が同イベントのWebサイトにて公開されています。

 

【タイトル】

 改良型ハイフレックス授業:対面・遠隔受講の選択の自由と担当教員のみでの運用の両立

 

【実現したいアイデア】

 オンライン授業(ライブ授業,オンデマンド授業)は対面授業を超える様々な長所を持つ。一方で,対面授業を希望する学生も見られる。私は,(1) 学生が対面・遠隔の受講方式を自由に選択でき,かつ,(2) 担当教員1名で運用できる改良型ハイフレックス授業を考案した。この方式を他大学等にも広めることで,対面授業およびオンライン授業の両者の長所を活かした教育が実現できる。

 

【現状】

 オンライン授業に慣れ,その利点を理解・活用する学生は多く見られるが,一方で対面授業を強く求める学生・保護者も見られる。新型コロナ禍は第5波が収束しつつあるが,今後の見通しは必ずしも明確でなく,多くの教員に対面授業とオンライン授業の両方の負担がかかっている。そのため,提案方式には大きなニーズがある。

 

【求めるパートナー・不足しているもの】

 考案者を含む一部の大学教員には受け入れられているが,より広い範囲で提案方式の実証実験を行い,教育効果や運用コストを評価する必要がある。

 

【関連サイト】

・文部科学省Scheem-D Webサイト:https://scheemd.mext.go.jp/idea/

・掛下 哲郎 准教授のアイデア紹介動画:https://youtu.be/-smxGTh8nao

 

 

【本件に関する問い合わせ先】

  佐賀大学理工学部総務

  電話 0952-28-8513

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