佐賀大学大学院理工学研究科 社会基盤・建築デザインコース博士後期課程1年生が 国際建築研究賞でTop10に入賞!

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【概要】

 佐賀大学大学院理工学研究科 社会基盤・建築デザインコース博士後期課程1年生で保全再生アーバンデザイン学を学ぶ留学生Patcharaporn DUANGPUTTAN(パチャラポーン・ドゥアングプッタン,出身国タイ)さんが,建築国際コンペ組織であるMANGO ARCHITECTUREが主催するArchitectural Thesis Awardでトップ10に選出されました。900を越える登録者の中からの10作品に選ばれたものであり,佐賀大学では初めての快挙です。

 

【本文】

 佐賀大学大学院理工学研究科 社会基盤・建築デザインコース博士後期課程1年生で保全再生アーバンデザイン学を学んでいるタイからの留学生Patcharaporn DUANGPUTTAN(パチャラポーン・ドゥアングプッタン)さんが,建築国際コンペ組織であるMANGO ARCHITECTUREが主催するArchitectural Thesis Awardで900を越える登録者の中からトップ10に選出されました。

 Patcharapornさんが応募した作品は,タイのコ・ランタ島の歴史的な漁業集落の再生計画で,漁業のラーニングセンターを主体に観光客と住民が共に地域を学び,地域の活性化に取り組んでいくことを提案したものです。周囲の環境を含めて注意深く地域的特質を読み込み,提案に取り組んだことが高く評価されました。

 この提案は,Patcharapornさんが佐賀大学理工学研究科修士課程の私費留学生として,修士研究で取り組んだものです。そもそも歴史的環境の保全に高い関心を持っていた彼女は,チェンマイ大学(佐賀大学学術交流協定校)の学部3年生の時に佐賀大学建築環境デザインコースが主催して鹿島市肥前浜宿で行った建築・都市デザインワークショップに参加し,それが強い思い出となり,佐賀大学に留学してきました。修士課程では,保全再生アーバンデザイン学に取り組んでいる三島 伸雄 教授の下で本研究に取り組み,タイでの現地調査を三島教授と行いましたが,2年目に入る頃に新型コロナウイルス感染症が世界的に流行して渡航できなくなりました。そのため,本来自ら行いたかった追加調査をタイの友人等に依頼して遠隔でデータ収集を行い,本研究を修士制作としてまとめました。

 そのような難局を乗り越えて作成した本修士制作を,本コンペに彼女自ら応募し,入賞を果たしたものです。佐賀大学大学院博士後期課程に国費留学生として入学してすぐにこのような受賞を得たことは,佐賀大学の国際交流の成果としても非常に喜ばしいものであり,ここに,その栄誉を讃えたいと思います。

 

※参照:https://ja.mangoarchitecture.com/results-architectural-thesis

    https://ja.mangoarchitecture.com/select-mentions

 

 

Top10入賞の証明書

(クリックで拡大)

 

 

Patcharapornさんの作品

 

【本件に関する問い合わせ先】

佐賀大学理工学部総務

電話 0952-28-8513

 

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