学校教育学研究科 荻野亮吾准教授の単著 『地域社会のつくり方』が刊行

 佐賀大学大学院 学校教育学研究科 荻野亮吾 准教授が、単著『地域社会のつくり方―社会関係資本の醸成に向けた教育学からのアプローチ』(勁草書房)を、2021年1月に刊行しました。

 

《本書の内容》

 「限界集落」「無縁社会」「孤独・孤立」──現代社会が直面する様々な問題の処方箋として「コミュニティの再構築」に期待が寄せられています。本書は、このような時代において、改めて地域社会が誰によってどのようにつくられるのかを、教育学の見地から明らかにしようとしたものです。

 本書では、「社会関係資本(Social Capital)」がどのように醸成され、再構築されていくか、その過程を丹念に描き出し、理論的・実証的に社会教育の役割を明らかにしています。地域社会(コミュニティ)、人々の「つながり」、自治体政策、社会教育・生涯学習といったテーマに関心のある皆様に広く手にとっていただきたい書籍です。

 

《書名・出版情報》

『地域社会のつくり方―社会関係資本の醸成に向けた教育学からのアプローチ』

勁草書房,A5判・320ページ,2022年1月21日刊行

 

《本書の目次》

序章  地域社会と社会教育

第1章 地域社会の政策をめぐる問題

第2章 社会教育学の基本的構図と課題

第3章 「社会関係資本」論の応用可能性──社会教育学との接点

第4章 地域活動への「参加」を規定する要因の分析──「中間集団」の役割に着目して

第5章 地域活動を通じた社会関係資本の醸成過程──長野県飯田市を事例として

第6章 学校支援を通じた社会関係資本の再構築過程──大分県佐伯市を事例として

終章  地域社会のつくり方

 

【本件に関する問い合わせ先】

佐賀大学大学院 学校教育学研究科 准教授 荻野 亮吾

TEL:0952-28-8266 

E-mail:ryogoogi(at)cc.saga-u.ac.jp

戻る

TOP