医学部附属病院総合診療部　多胡雅毅准教授が、2022年日本病院総合診療医学会 学会賞を受賞しました。
　本研究では、厚生労働省から公表されている日本の日常生活動作の公的指標である寝たきり度（障害高齢者の日常生活自立度）と認知度（認知症高齢者の日常生活自立度）について、客観性の検証を行いました。その結果、寝たきり度と認知度はADL（日常生活動作）の良い客観的指標であることが示されました。また新たな研究では、認知度と他の認知症尺度との関連も検証しています。これらの研究から寝たきり度と認知度を用いることで、ADLと認知症をより簡便に評価できる可能性が示唆されました。

受賞研究論文題名
High inter-rater reliability of Japanese bedriddenness ranks and cognitive function scores : A hospital-based prospective observational study

関連リンク
日本病院総合診療医学会のホームページ
http://hgm-japan.com/award/award02/

受賞研究論文
Tago M, Katsuki NE, Yaita S, Nakatani E, Yamashita S, Oda Y, Yamashita SI. High inter-rater reliability of Japanese bedriddenness ranks and cognitive function scores: A hospital-based prospective observational study. BMC Geriatr, 21(1): 168, 2021
https://doi.org/10.1186/s12877-021-02108-x

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