理工学研究科理工学専攻知能情報工学コースの大学院生が 日本応用数理学会2024年度年会にて優秀ポスター賞を受賞
【概要】
理工学研究科理工学専攻知能情報工学コース博士前期課程2年の川崎 真緒さんが、2024年9月14日~16日に京都大学で開催された日本応用数理学会2024年度年会にて、優秀ポスター賞を受賞しました。
【本文】
2024年9月14日~16日に、京都大学で開催された日本応用数理学会2024年度年会にて、理工学研究科理工学専攻知能情報工学コース博士前期課程2年の川崎 真緒さんが、優秀ポスター賞を受賞しました。優秀ポスター賞は、年会のポスターセッションにおいて、優れた研究成果を発表した講演者に贈呈されています。2024年度は、33件のポスター講演(うち選考対象22件)から最優秀ポスター賞1件と優秀ポスター賞2件が授与されました。今後ますますの活躍が期待されます。
〇優秀ポスター賞(日本応用数理学会2024年度年会)
理工学研究科理工学専攻知能情報工学コース 博士前期課程2年 川崎 真緒 さん
(指導教員:木村 拓馬 准教授)
題目:制約条件付き凸計画問題の解に対する成分毎精度保証付き数値計算法
著者:川崎 真緒(佐賀大学、発表者)、小林 領(帝京平成大学)、木村 拓馬(佐賀大学)、
大石 進一(早稲田大学)
【受賞した研究の概要】
制約条件付き凸計画問題に対し、解の存在範囲に関する定理と、成分毎に解の包含範囲を精度保証付き数値計算する手法を提案しました。提案手法は連続ニュートン法に基づくものであり、線形計画問題に対する大石・田邊の定理を若干改良し、それを凸計画問題へと拡張した手法です。さらに凸二次計画問題に対し、提案手法に用いる定数を具体的に導出し、線形相補性問題に対する成分毎の誤差評価法を応用した手法も提案しました。
参考:
・受賞者のページ https://jsiam.org/award/poster_award/優秀ポスター賞-2024年度/
・年会プログラム https://jsiam.org/files/2023/09/JSIAM2024_Program_240911.pdf#pages=18