海外版ホームカミングデーをベトナム・ハノイで7年ぶりに開催

 佐賀大学は、ベトナムで7年ぶり3回目となる海外版ホームカミングデー(HCD)を2024年12月15日(日)、ハノイ市内で開催しました。

 本学からは、兒玉浩明学長の代理として、大島一里理事(企画・将来計画担当)、三島伸雄副学長(国際担当)他5名が参加し、伊藤直樹在ベトナム日本国特命全権大使、佐賀県等の来賓の方々やベトナム国家大学ハノイ校経済大学、ベトナム国家大学ハノイ校外国語大学及びベトナム国家農業大学の大学間交流協定校の教職員をはじめ、元留学生等23名の総勢38名の方々が参加しました。

 HCDの冒頭で兒玉学長の挨拶が大島理事によって代読され、出席された関係者に感謝の意が伝えられるとともに、同会を通じて本学と元留学生等の関係者の絆が深まり、本学とベトナムとの新たな結びつきが実現することへの期待が伝えられました。

 来賓を代表して伊藤直樹駐ベトナム社会主義共和国日本国特命全権大使、本学の大学間交流協定校を代表してグエン・アン・トゥ ベトナム国家大学ハノイ校経済大学副学長から祝辞を賜り、三島副学長から、本学医学部附属病院・肝疾患センターによるベトナム・イエンバイ省現地住民の肝疾患罹患状況調査をはじめ、本学の優れた研究実績や留学生サポートなどが紹介されました。さらに、佐賀県内に本社及び工場を有する有限会社実松製作所の実松孝一郎社長からベトナム・ドンナイ省へ進出した様子や、西浦聡子佐賀県地域交流部多文化共生さが推進課長から県内在留外国人ではベトナム国籍が最も多い状況や2023年には県内の在留外国人の増加率が全国3番目となったことをはじめ、多文化共生社会の実現に向けた佐賀県の様々な取り組みが紹介されました。

 またベトナムの同窓会を代表して、同窓会長グエン・ドク・フゥイ氏、副会長ブイ・ディン・タン氏から、ベトナム同窓生らの相互連携を一層深めていきたい旨の挨拶が行われ、久しぶりの友人や恩師との再会に話が弾みました。最後に三島副学長から閉会の辞が述べられ、別れを惜しみつつ、再会を期して同会は盛会裏に終了しました。

  本学はこれまで、アジアを中心に広く海外の研究機関との連携を強化し、国際性豊かな研究拠点としての水準を高めることによる教育研究の質の向上を図ってきました。海外同窓会の設置や海外HCDを開催し、元留学生や学術交流協定校との人的ネットワークの構築と活用により、留学生や研究者の受入・派遣といった双方向で質の高い循環型の国際交流を行っています。今回のHCDの開催により、ベトナムの大学との留学生や研究者のさらなる交流促進が期待されます。

 
   兒玉学長の挨拶を大島理事が代読           伊藤在ベトナム日本国特命全権大使からの祝辞


(左)フイ同窓会長と(右)大島理事


記念撮影

 

【本件に関するお問い合わせ先】
 佐賀大学 学術研究部 研究推進課国際企画室
 TEL 0952-28-8203

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