「地域課題解決アイデアソンin有田」を開催しました!

 本学は国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)の「大学・エコシステム推進型スタートアップ・エコシステム形成支援」に採択されたオール九州・沖縄圏一体のプラットフォーム「PARKS」(※1)に参画しています。この事業の一環として、令和6年11月30日から12月1日にかけて有田町をフィールドに本学・九州大学・立命館アジア太平洋大学の学生を対象にした「地域課題解決アイデアソンin有田」を実施しました。

 本イベントは、参加学生に起業を身近に感じてもらい、アントレプレナーシップの向上につなげることを目的に本学・有田町・(独)中小企業基盤整備機構の共催により実施しました。プログラムでは、中小企業基盤整備機構によるTIP*S(※2)を活用した講義、NPO法人灯す屋によるフィールドワーク、有田町内のスタートアップ企業による事業紹介等を行いました。

 今回のテーマは「もしあなたが有田で起業するなら~有田の課題解決に資するビジネス提案~」で、灯す屋が運営する有田町の空き家を活用した「灯すラボ実験室」を会場としました。1日目、参加学生はフィールドワーク事前講義として中小企業基盤整備機構の櫻井講師によるレクチャーを受けた後、3大学混合の3チーム(各3名)に分かれて有田町内を散策し、地域の商店等の方々にインタビューを行い、起業のヒント(解決すべき地域課題)を探索しました。その後、有田町内のスタートアップ企業(JPholic㈱、㈱スチームシップ)の代表等から起業のきっかけや有田町への進出理由について説明を受け、地域課題と起業の関係性について考えました。2日目は、チーム内で有田町の地域課題やそれを解決するビジネスアイデアを話し合い、有田町に必要なビジネスの構想を発表しました。発表会では、地域の方や、櫻井講師、スチームシップ代表取締役の藤山様、灯す屋代表理事の佐々木様から、各チームのビジネスアイデアについてアドバイスをいただきました。

 参加学生は、自由時間に夜遅くまでグループで議論を重ねるほど熱意を持って課題に取り組み、大学や学年を超えた絆を深めました。本イベント終了後も、各大学に戻りアイデア実現に向けて活動を続けています。本学では、このようなイベントを継続的に開催し、アントレプレナーシップ教育に力を入れて取り組んでまいります。

日 時:2024年11月30日(土)~12月1日(日)(1泊2日)
会 場:灯すラボ実験室(講義、ワークショップ)
有田町内(フィールドワーク:内山地区、アリタセラ)
共 催:佐賀大学、有田町、中小企業基盤整備機構
参加者:起業意識のある佐賀大学・九州大学・立命館アジア太平洋大学(APU)の学生 各3名(全9名)

 

スケジュール:

【1日目(11/30)】 
13:00 開会・オリエンテーション
13:30 インプット① 講義
    TIP*S・フィールドワーク事前講義(中小企業基盤整備機構・櫻井講師)
15:00 インプット② フィールドワーク
    有田町内散策・有田町についての講義(灯す屋・佐々木様)
    内山地区・アリタセラでのインタビュー
17:00 インプット③ 講義
     有田町内企業2社からの会社説明(起業のきっかけ等含む)
17:30 アウトプット① ワークショップ 
     インプット情報の共有

【2日目(12/1)】
8:00 地域の清掃活動参加
9:00 インプット④ 講義
    TIP*S・発表事前講義(中小企業基盤整備機構・櫻井講師)
10:30   アウトプット② ワークショップ
    アイデア出し・絞り込み、発表準備
13:30 発表会
15:00 閉会

 

  • 当日の様子

 
    フィールドワークでのインタビュー           ワークショップでのアイデア出し

 
      発表会でビジネスアイデアを発表            参加者および関係者全員で集合写真

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