前立腺癌検診協議会/メタボ関連がん撲滅プロジェクト共催 前立腺がん検診普及を目指し、関係者向け講演会を実施

 国立大学法人佐賀大学(本部:佐賀市本庄町、学長:兒玉浩明)が主体となり推進する「メタボ関連がん撲滅プロジェクト」は、佐賀県前立腺癌検診協議会(会長:佐賀大学医学部附属病院長 野口満)と共催で、3月21日(金)、佐賀県下の行政担当者、保健師、一次検診委託機関を対象とした、前立腺がん検診講演会を、多久市中央公民館で開催しました。

 「メタボ」は、がん発症リスクを高めるだけでなく、転移や広がりを促進することがわかっています。また、がん治療の妨げにもなります。佐賀県は、糖尿病の疑いが全国ワースト1位、腹囲が同2位、メタボ予備軍が同3位※1と、がんの発生~進行の面で非常に望ましくない状況にあります。実際、「肝がん」による粗死亡率※2は全国平均の1.3倍、「前立腺がん」と「膵がん」の年齢調整死亡率※3は全国ワースト1位となっています。これらを佐賀県の3大メタボ関連がんと名付け、その撲滅に向けて2022年度にスタートしたのが「メタボ関連がん撲滅プロジェクト」です。   

                                                                 

 今回の講演会は、前立腺がん撲滅活動の一環として開催されました。「前立腺がん」は、前立腺がん検診(PSA検査※4)により死亡率を20%減少させるという試験結果※5があります。検診の普及が撲滅のカギとなるため、先ずは、行政担当者、医療関係者に対して、検診の動向の把握と必要性の再認識を得るために、活動報告とパネルディスカッションを行ったものです。

 「メタボ関連がん撲滅プロジェクト」では今後も、行政、医療機関、大学、県民一体となった「オール佐賀」で3大メタボ関連がん撲滅に挑んでまいります。

※1 令和2年度・3年度佐賀県メタボ関連状況(国保データベース(KDB);特定健診受験者の都道府県別集計より)
※2 1年間に10万人あたり何人死亡したかの割合。数字は2022年。
※3 人口構成が基準人口と同じだったら実現されたであろう死亡率。前立腺がんは2020年、膵がんは2021年。
※4 PSA(前立腺特異抗原)検査。血液中のPSA数値を調べ、数値が高い場合は精密検査へと進む。
※5 European Randomized Study of Screening for Prostate Cancer, 2009.                               

                                             

【前立腺がん検診講演会の概要】

日 時  2025年3月21日(金) 19時~20時
場 所  多久市中央公民館 (多久市北多久町大字小侍7番地1)
内 容

 1.令和5年度 前立腺癌検診活動報告 (佐賀県前立腺癌検診協議会 総会)
  2.パネルディスカッション
     登壇者   多久市長         横尾 俊彦 氏
           小城多久医療組合     顧問 佐藤 清治 氏
           佐賀大学医学部附属病院  病院長 野口 満 氏

 

           

                                  

【本件に関するお問い合わせは】
 佐賀大学医学部泌尿器科学講座
 TEL: 0952-34-2344
 E-mail: hinyoukika@ml.cc.saga-u.ac.jp

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