佐賀大学農水産業振興研究プラットフォーム及び生物資源教育研究センターの設置について

 佐賀大学では、令和7年4月1日に、農水産関連ニーズを取りこぼし無く汲み取り、全学横断的な研究チームを構築する仕組み、そして山から海に至る生物生産圏に関わる広範な学術領域に横串を通し、一気通貫して研究できる仕組みとして、農水産業振興研究プラットフォームを設置いたしました。
 また、同日に、「農学部附属アグリ創生教育研究センター」を改組し、農水産業振興研究プラットフォームの「核」となり、農水産生物資源の研究を恒常的に実施する組織として「生物資源教育研究センター」を設置いたしました。本センターでは、これまで同様に農場実習や卒業研究等を実施する他、農水産資源の生産現場から普及までの幅広い研究を推進していまいります。
 ※佐賀大学では、「佐賀大学のビジョン2030」において、本学がこれまでも推進してきた「地域社会が抱える課題の解決に資する研究」をさらに発展させることを目指しております。

 

「農水産業振興研究プラットフォーム」設置主旨
 佐賀地域は、農水産業が盛んであり、山間地・広大な佐賀平野での農業、有明海・玄界灘における水産業という形で、日本の食糧生産基地の一つとして寄与しています。佐賀地域の山から海に至る各地で営まれている農水産業の課題に対応し、農水産業を発展させることは、地域において重要な課題であり、地域の重大な関心事です。また、日本全国や世界に目を向けた時、農水産物に関する「温暖化」や「食糧需給」に起因する多様な問題があり、それはまさに佐賀地域が抱えている問題に縮図として顕在化してきています。
 佐賀大学では、地域社会からの「農」「水」関連ニーズに対応するため、学内の研究プロジェクトによって、地域の農水産資源の課題について研究し、地域自治体、団体、企業との連携を構築してきました。一方で、昨今の農水産業の厳しい現状から本学へのニーズはさらに多様化しており、これまでのような個々の研究者、あるいはプロジェクトで対応することは限界になりつつありました。
 そこで佐賀大学では、こうしたニーズに対して、より広範かつ効率的に対応するため、農水産関連ニーズを取りこぼし無く汲み取り、全学横断的な研究チームを構築する仕組み、そして山から海に至る生物生産圏に関わる広範な学術領域に横串を通し、一気通貫して研究できる仕組みが必要と考え、農水産業振興研究プラットフォームを設置することといたしました。

 

【本件に関する問い合わせ先】
 佐賀大学生物資源教育研究センター副センター長 木村 圭 准教授
 TEL・FAX:0952(28)8496
 E-mail  :kimurak@cc.saga-u.ac.jp

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