タイ・チェンマイ大学建築学部と理工学研究科とでサンドイッチプログラムの協定締結
【概要】
2025(令和7)年4月21日(火)、タイ王国チェンマイ大学建築学部と理工学研究科がサンドイッチプログラムの学術協定を締結しました。本プログラムは、大学院博士前期課程および博士後期課程学生が3ヶ月間以上渡航して共同指導を受け、その後に所属大学で学位の共同審査(英語論文)を行うものです。今回の特徴は、教務委員会で共同指導・共同審査の内容を審議して質の保証を行い、両部局長の連名で修了証明書を発行するという点にあり、九州初の試みとなります。
【本文】
2025(令和7)年4月21日(火)、国際展示ルームにおいて、本学の学術交流協定校であるタイ王国チェンマイ大学の建築学部パンディン・オウチャヌム学部長とアンカジット・ラッタポン助教がオンライン参加し、サント・スワチャラピヌン副学部長・准教授、同チランタニン・キテカ准教授、同アンピガ・シュマッドタイヤー助教が対面で来訪された中で、理工学研究科長・佐藤 和也 教授がサンドイッチプログラムの部局間協定の締結式に臨みました。これは、本学が2022年度より実施しているチェンマイ大学との戦略的パートナーシップ(代表:後藤 隆太郎 教授)の下で、両大学から派遣して英語論文で所属大学における修士号を取得する学生の共同指導・共同審査を実質化し、教務委員会での審議を経て両部局長の連名による証明書を発行することによって、優れた学生として質の保証を行う取り組みです。
協定締結式には、本学側から佐藤研究科長のほか、戦略的パートナーシップを主導している国際担当副学長・国際交流推進センター長・三島 伸雄 教授、建築環境デザインコース長・後藤 隆太郎 教授、国際担当学部長補佐・カーン・タウヒドゥルイスラム教授が参加し、和やかな雰囲気の中で執り行われました。その後、本協定締結の意義、今後の更なる発展の可能性などについて意見交換が行われました。
今年度、本学からは理工学研究科建築環境デザインコースの大学院生が本プログラムに参加して7月からチェンマイ大学に渡航する予定であり、これが実現すれば本学としては初めての派遣学生となります。また、チェンマイ大学からも12月以降に来日することが予定されています。さらに、
チェンマイ大学ではビッグバンプロジェクトと称する枠組みの中で本学との共同プロジェクトを実施しているほか、JSPS二国間交流事業(研究代表者:三島 伸雄 教授)も行われています。
今後は本協定を踏まえて、チェンマイ大学とのますます活発な学術交流が行われて成果が上がることが期待されます。
サンドイッチプログラム協定書を掲げる佐藤 和也 研究科長
参加者全員での記念写真
(左から、サント副学部長、アンピガ助教、キティカ准教授、三島教授、後藤教授、佐藤研究科長、
カーン教授)
協定書に署名する佐藤和也研究科長
意見交換
【本件に関するお問い合わせ先】
佐賀大学理工学部総務
電話 0952-28-8513