公正な研究活動の推進に関する講演会を開催

 佐賀大学は、11月12日、天野浩氏(名古屋大学未来材料・システム研究所 未来エレクトロニクス集積研究センター長・教授)を講師に招き、「公正な研究活動の推進に関する講演会」を開催した。

 この講演会は、大学における公正な研究の環境整備に取り組むため、研究倫理教育の一環として毎年開催されており、「研究活動の楽しさ・素晴らしさ」という点に重きを置き、第一線の研究者の講演を聞くことで本学教職員に「研究」に対する高い向上心を持ってもらい研究不正を未然に防ぐことを目的としています。今年度は、新型コロナウィルス感染症対策として、オンラインでの開催となったが、佐賀大学執行部や学部長(研究倫理教育責任者)をはじめ140名あまりの教職員及び学生が参加しました。

 講演会では、天野氏から「研究は誰のため?」と題して、青色LEDの研究情勢や当時の研究環境について、具体的に説明がありました。また、その後の深紫外線LEDの研究に至った経緯や今後の研究の展望などについて、専門的な解説を交えた講演が行われ、参加した教職員及び学生は熱心に傾聴しました。質疑応答では、参加者からの質問に対して、詳細な解説や温かいメッセージをいただきました。

 参加者からは、「研究分野は違うが、説明もわかりやすく、大変共感でき、示唆に富む内容であった。」「成果を社会に還元するというところまでをプランに入れるというところが、大切な視点であるように感じました。」などといった感想が寄せられ、本学教職員等の研究意識を向上させる大変有意義な講演会となりました。

 

 

学長表敬(左から寺本 研究・社会連携・国際担当理事、天野氏、兒玉学長、大石理工学部教授)

 

講演を行う天野氏

 

配信の様子

 

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