化学部門教員と大学院生らが教育支援センター「くすの実」で理科実験教室を実施
【概要】
令和7年5月16日(金)に、不登校支援機関の教育支援センター「くすの実」にて理工学部 長田 聡史 教授と先進健康科学研究科(理工系)の大学院生らが本年度最初の理科実験教室を実施しました。
【本文】
理科実験教室支援活動は、佐賀市教育委員会の不登校支援機関である教育支援センター「くすの実」の要請により、実験を通した理科への興味をきっかけに子供たちの就学意欲を芽生えさせたいという目的で行われています。大学が不登校支援機関に対して行う理科実験教室は全国でも数少ない活動で、平成17年に当時の工学系研究科 兒玉 浩明 教授(現佐賀大学長)が開始して以来、継続されており、今年で21年目を迎えました。これまでに、数多くの大学生、大学院生がボランティアとして参加してきました。
令和7年5月16日(金)に先進健康科学研究科(理工系)の大学院生が、理工学部化学部門 長田 聡史 教授とともに、「いろいろなスライムを作ってみよう」と題して、今年度最初の理科実験教室を行いました。
毎年、最初の実験は子どもたちに人気のスライムを題材として実施しています。通常のスライムを作るだけでなく、シェービングフォームを混ぜることで異なる感触のスライムも作成しました。最後には、ボランティア学生の指導のもと、薬品の比率を変えて硬めや柔らかめのスライム作りにも挑戦してもらいました。
子どもたちは、水分が多すぎて一部しかスライムにならなかったり、硬めになったりと、さまざまなオリジナルスライムの出来栄えを互いに比べ合いながら歓声を上げて楽しんでいました。そうした子どもたちの多様な挑戦に、事前に準備を進めてきたボランティア学生たちも思わず笑顔をこぼしていました。この理科実験教室は今回を含め、5~7月および9~11月の主に第3金曜日に開催予定です。
【本件に関するお問い合わせ先】
佐賀大学理工学部総務
電話 0952-28-8513