研究支援に関するFD・SD研修会

 佐賀大学は、地方の国立大学の現状を踏まえ、研究施設・設備の共用化や技術職員の活躍促進など、今後の大学における組織的な研究基盤の構築の在り方について議論を深めることを目的として、本年6月25日に令和3年度「研究支援に関するFD・SD研修会」を開催した。基調講演とパネルディスカッションの2部構成とした本研修会は、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、オンサイトとオンラインのハイブリッド形式とし、約120名の本学教職員が参加した。

 第1部の基調講演では、梶原将氏(文部科学省大臣官房審議官 科学技術・学術政策局担当)を講師に招き、第6期科学技術・イノベーション基本計画を踏まえ、大学における新たな研究システムの構築について、国立大学等の具体例を交えた説明があり、参加者からは、「文部科学省の目指す方向性としての基本計画や他大学の活動としての技術職員の取り組みなど、非常に重要な話をお伺いでき、大変参考になった」等の感想があった。

 第2部のパネルディスカッションでは、梶原将氏、木村雅和氏(静岡大学イノベーション社会連携推進機構副機構長)、甲斐広文氏(熊本大学副学長)及び寺本憲功・佐賀大学理事(研究・社会連携・国際担当)がパネリストとして、各大学の取組・成果や課題について、活発に意見交換を行い、盛会の内に終了した。参加者からは、「各大学での施設の共用化や技術職員の育成戦略について生の情報を伺うことができた」「本学教職員の研究支援に関する意識を向上させる大変有意義な時間であった」等の感想が多数寄せられた。

 

学長表敬(奥が梶原氏、手前が兒玉学長)

 

講演を行う梶原氏

 

パネルディスカッションの様子(左から寺本 研究・社会連携・国際担当理事、梶原氏、甲斐氏、木村氏)

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