VRによる医療教育プラットフォーム 「Holoeyes Edu」を看護学科解剖生理学に導入 ~ コロナ禍における学生の教育機会を拡充します ~ No.1

PRESS_RELEASE

 2021年4月より医学部看護学科の解剖生理学講義副教材として「Holoeyes Edu」を導入します。

 

■取組みの背景

 看護学科の解剖生理学では、限られた時間での解剖見学のため人体の構造の十分な理解に至らない場合があることや、特にコロナ禍においては見学そのものが中止となったため2次元では想起しづらい部分がありました。そのような現状の中で、教員からの働きかけによる学びに加えて、学生にも個人での学びが必要とされており、新たな学習方法の検討が必要となりました。

 

■取組みの概要

 「Holoeyes Edu」は、非対面・非接触で可能であり、コロナ禍でも授業を継続させるとともに反復学習効果も上がることが期待されます。このことは基礎医学的知識が看護技術の習得のための橋渡しとなる極めて効果的な学習方法です。

※参考プレスリリース:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000027.000026916.html

 なお、この取り組みに向けて佐賀大学では令和2年度佐賀大学教育改善支援経費を活用して、VRデバイス「Oculus Quest 2」を2021年2月に62台導入し、「Holoeyes」を活用したVR教育コンテンツを作成予定です。

 

■導入ソフトと提供元

 「Holoeyes Edu」https://holoeyes.jp/ Holoeyes社(日本)が開発した医療教育クラウドサービス。

CT・MRIなどから汎用画像診断装置ワークステーションにて書き出した人体の3Dデータを、XR(※)として3D空間で表示、3Dデータと講師の動き、音声を記録・再生することによって教育コンテンツを作成できます。

 

https://holoeyes.jp/wp-content/uploads/2021/02/EDU202012.pdf より引用

 

・Holoeyes XR の紹介動画

 https://www.youtube.com/watch?v=jpylC7ToKKA 

 ※XR (Extended reality)

 仮想現実(VR)・拡張現実(AR)・複合現実(MR)の総称で、仮想世界と現実世界を融合して新たな環境・体験をつくり出す技術

 

 

【本件に関する問い合わせ先】

  佐賀大学医学部看護学科 教授 鈴木智惠子 

  TEL 0952-34-2555

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