経済学部「社会課題研究センター」の設置と「社会課題演習」について

PRESS_RELEASE

 経済学部では、学部付置研究センターであった「地域経済研究センター」を廃止し、令和3年4月1日「社会課題研究センター」を新設しました。その意図および意義は、以下の通りです。

 

  • 現代社会の広範な課題に対応するため、研究対象を「地域経済」より広げ、かつ「社会問題」よりも広範な「社会課題」を研究・教育する必要があった。

 

  • 新センターは、研究と教育を融合させ、大学を地域に開放し、学生を社会の現実に対峙させることを目的とする。具体的には、以下のような活動を行う。
  • 「佐賀地域経済研究会」を支援する。
  • 教員の社会課題研究プロジェクトを支援する。
  • 学生(1年生)の「社会課題演習」を支援する。
  • 学生の社会課題研究プロジェクトを支援する。
  • 公開講座「みんなの大学」を開催する。

 

  • 「社会課題演習」(上記2(ウ))について

 これは、学習意欲が低下しがちな1年生後期に1年生全員を20人弱のクラスに分けて行う授業であり、佐賀県下12社および12自治体の協力を得て行われる授業である。1年生のうちに具体的な社会課題に触れさせた方が学習意欲の向上につながると考えられるためである。

 また、授業形態として、1サイクル3週で構成され、第1週目と第2週目に企業や自治体あるいは大学教員の2レクチャーを聞き、第3週目にはホームクラスで、自らが聴講したレクチャーの要約を他の学生に説明するというサイクルを4回繰り返す。この授業形態は、学生に多数の社会課題を様々な観点から検討することを経験させること、また自らが聴講したレクチャーの内容を他者に伝えるという学生のコミュニケーション能力を涵養することを企図している。

 さらには、本授業は、1年生が、佐賀県下の企業や自治体に関心を持つ端緒でもあり、地元就職率の向上に資することも期待される。

 

 

【本件に関する問い合わせ先】

 経済学部社会課題研究センター長(教授) 平部 康子 hirabe@cc.saga-u.ac.jp

 経済学部長(教授) 樫澤 秀木  kashi@cc.saga-u.ac.jp

 

戻る

TOP