学校教育学研究科(教職大学院)下田芳幸准教授の共著書が刊行

《本書の概要》
 本書は『朝、なかなか起きてこない』『夜、寝つきが悪い』など、家庭で見られる子どもの気になる様子を手がかりに、子どもが声に出して言えない困りごと、保護者の困りごとや家庭の課題に気づき、支援していくための方向性を解説した書籍です。第1章は「学校では気づきにくい 家庭での子どものサイン」として、『宿題をしない』『ゲーム・スマートフォンなどを離さない』といった15のサインを取り上げ、①子どもの示すサイン、②どんな課題が背景にあるのか?、③どんな対応が考えられるのか?、の順に、フローチャートやチェックリストを交えながら解説しています。続く第2章は「理解を深めたい 家庭に関するサイン」として、『学校に不可解な要求が寄せられる』『児童虐待が疑われる』といった15のトピックについて、①よく見られる様子、②考えられる背景、③対応の方法や心構え、の順に解説がなされています。下田准教授はこの中で、第1章『お風呂に入らない』『親のお金を盗るようになった』『ずっとゲームをしている・長時間スマホを離さない』、第2章『家庭で過剰な教育がなされている場合』『家族内での葛藤を抱える場合』を執筆しています。
 本書は特に、学校の先生方などの教育関係者や教職を目指す学生さんが子どもの理解を深めることに役立ちます。また、子どもと関わる仕事をされている方にとっても参考になる内容となっています。

《書名・出版情報》
『先生に知ってほしい家庭のサイン』 少年写真新聞社 A5版・216ページ

《本書の目次》
○第1章 学校では気づきにくい 家庭での子どものサイン15(朝、なかなか起きてこない/夜、寝つきが悪い/帰宅が遅い/家で食事をしない ほか)
○第2章 理解を深めたい 家庭に関するサイン15(学校に不可解な要求が寄せられる/教師への過剰な執着や攻撃がなされる/学校への細かすぎる確認が頻回になされる ほか)

 

【本件に関するお問い合わせ先】
 佐賀大学教育学部事務室
 Tel:0952-28-8213

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