佐賀大学海洋エネルギー研究所が「International Partnership for the Satoyama Initiative(IPSI)」への加盟認可を取得 — 本研究所のサステナビリティ活動の国際的な信頼性向上が期待 —

【概要】
 国立大学法人佐賀大学海洋エネルギー研究所(Institute of Ocean Energy, Saga University, IOES)は、このたび、国際的な自然共生社会の実現を目指す枠組みである*International Partnership for the Satoyama Initiative(IPSI)への加盟が認可されましたのでお知らせいたします。

 IPSIは、2010年に設立された国際パートナーシップであり、里山・里海に代表される「社会生態学的生産ランドスケープ・シースケープ(SEPLS)」の保全と持続可能な利用を促進するため、政府機関、研究機関、国際機関、企業、NGO等が参画するグローバルネットワークです。

 今回の加盟認可は、佐賀大学海洋エネルギー研究所が長年取り組んできた海洋温度差発電(OTEC)技術の研究開発および、発電後に得られる海洋深層水の多面的な有効利用に関する研究実績と今後のビジョンが、持続可能な地域づくりや自然資本の活用、生物多様性保全と地域経済の両立に資する取り組みとして評価されたものです。

【内容】
 ① 海洋エネルギーと地域活性化の両立
  海洋温度差発電は、表層海水と深層海水の温度差を利用して電力を生み出す再生可能エネルギー技術です。また、発電に利用
  された海洋深層水は低温性・清浄性・栄養塩類の豊富さ等の特性を有しており、
  陸上・海面養殖
  農業利用
  食品加工
  地域冷房・冷熱利用
  海洋資源の付加価値創出等、地域産業の振興に活用できる可能性があります。

 本研究所では、これらの技術を単なる発電システムではなく、「エネルギー」「食料生産」「地域産業」「環境保全」を統合する持続可能な地域循環モデルとして研究を進めてきました。

 ② IPSI加盟による今後の展開
  今回の加盟により、佐賀大学海洋エネルギー研究所は、世界各国の研究機関、国際機関、行政機関、企業等とのネットワーク
  を活用しながら、海洋エネルギーと地域資源利用を組み合わせた持続可能な地域づくりのモデルを国際社会へ発信してまいり
  ます。
  また、海洋温度差発電と海洋深層水利用を軸とした研究成果を通じて、
  生物多様性の保全
  地域の脱炭素化
  自然資本の有効活用
  持続可能な食料生産
  地域コミュニティの活性化等に貢献し、自然と人間活動が調和した社会の実現を目指します。

【コメント】
佐賀大学海洋エネルギー研究所 所長 池上 康之
 このたびIPSIへの加盟が認可されたことを大変光栄に思います。当研究所が推進する海洋温度差発電と海洋深層水の複合利用
 は、再生可能エネルギーの創出にとどまらず、地域産業振興や環境保全にも貢献する取り組みです。IPSI加盟を契機として、世
 界の研究機関や地域社会との連携をさらに深め、持続可能な社会の実現に向けた研究・実践を加速してまいります。

*International Partnership for the Satoyama Initiative(IPSI)について
IPSIは、里山・里海に代表される社会生態学的生産ランドスケープ・シースケープ(SEPLS)の保全・再生・持続可能な利用を推進する国際パートナーシップです。2010年の生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)を契機として設立され、世界各国の多様な政府機関、研究機関、国際機関等のステークホルダーが参画しています。

 

【本件に関する問い合わせ先】
 佐賀大学海洋エネルギー研究所 伊万里サテライト 田中
  Tel:0955-20-2190 Fax:0955-20-2191
  E-mail: press@ioes.saga-u.ac.jp
  https://www.ioes.saga-u.ac.jp/

 

 

 

 

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