『佐賀大学メールマガジン第21号』“学長からのメッセージ”原稿
本庄キャンパスの整備着々と
ここ数ヶ月、農学部の改修工事をはじめ文化教育学部の外壁の塗り替え、大学会館前北側の道路拡張工事と学内は少々落ち着きがありませんが、しばらく我慢してください。昨年法人化され新しく経営協議会が設置されました。その経営協議会の学外の委員の皆さんの第一声は「学内が汚い、環境が悪い。」でした。これまで長年勤務してきた役職員にとってそれほど気になりませんでした。改めてよくよく眺めて見ると、紙くず、たばこの吸殻等の散乱、気ままな駐輪などなど建物の老朽化とともに心の老朽化も感ぜられました。「知」を取り扱っている大学らしい構内環境を如何に維持するか、この一年間の役職員の大事な仕事となりました。
これからの構内環境美化・整備の計画の一部を紹介します。
1.一年間構内美化キャンペ-ンとして毎月2回、紙くず、たばこの吸殻の収集、放置自転車の処理を行ってきました。「長期間」のキャンペ-ンの成果に続いて今後は日常的な美化活動を展開します。大学構成員の皆さんの自主的な参加を期待します。
2.道路の拡張工事は歩道、車道、駐輪場を明確にし、狭い構内を少しでも快適にしたいためです。皆さんの協力をお願いします。
3.本庄キャンパスの北に、佐賀県教育委員会編集の「佐賀県の近代化遺産」として紹介された築80年の外人教師公舎が放置されていました。このたび、この建築物を大学会館の東側に改修移築して佐賀大学のシンボル=佐賀の歴史文化を未来に繋げる殿堂=にしたいと計画しています。また、大学会館を含めた周囲を整備し皆さんの憩いの場を広げる予定です。ご期待ください。
4.外人教師公舎の跡地には新しい本学の研究棟が建設されます。この研究棟は、本年佐賀大学を退職された芳尾真幸名誉教授を顧問として迎えたIM & T社によって寄贈されたものです。この研究棟から成果が世界に発信されることを期待しましょう。